装薬緑4

事後の前進は各個前進

台湾に語学留学するならコロナ下の今がおすすめ

はじめに

 師大で中国語を勉強し始めて一ヶ月が経過したのですが、コロナ前の状況とは学校の状況も結構違って意外の感を打たれることがいくつかありました。現状台湾の語学留学はワーホリか華語給費生しか使えませんが判断材料の一つとして参考にしてみてください。

渡航に障壁があることを好感してみる

 これまでより気軽な選択肢が選べなくなっているので、相対的に学生数は師大ですら減少しているようで、クラスに日本人が複数人いるパターンが減少しているようです。私の在籍しているクラスも日本人は私だけです。そもそも日本人学生の大半は、コロナ以前に渡航していて既に比較的レベルの高いクラスに在籍しているからということが考えられます。新規で入学してくる人は以前よりも少ないので、ダブらないという自体が発生しやすいのでしょうか。ちなみに師大で日本人がダブらないのは結構レアな現象のようです。無論ダブらないというわけではない。

  最も日本人がダブらないメリットは日本語で意思疎通する手段が基本的にないことです。クラスでは英語か中国語が基本的なコミュニケーションツールになるので、必然的に日本語で話すということ自体減っていきます。寧ろ全く無いです。私の場合は英語ができないので、拙い中国語のみでしか意思疎通できません。そのため中国語を聞いて話すという機会が多くなりますし、意思疎通の手段として必須なので、モチベーションの維持向上の面でもプラスに作用しています。

新入生のレベルが高い?

 この状況下で入学を果たすまでにそれなりに時間と労力に金銭を要求されるためなのかはわかりませんが、モチベーションの高い人が多いような気がします。あくまでもクラスメイトを見た印象でしかないですが。ある程度中国語を話す目的を持って来ている人しかいないので宿題をちゃんとやってくるとか、遅刻してくるとか基本的なところで疎かになっている人は居ないです。あと、欧米から来てる人は今までよりも比較的少ないと思うんですが事前にしっかり勉強してきている人が多いので文法面では強かったりします。日本人だと割合繁体字に馴染みがあることと、何度か書けば覚えられるという漢字文化圏の人間の強みがあるので語彙の面では強みを発揮します。ただ読み方がわからないので気になった単語は必ず調べるようにしましょう。

 それから華僑にルーツを持つ人もクラスにいることがあります。彼らは発音やら言い回しの面でネイティブと変わらないものの、文章を書いたりするのが多少苦手であるとかそもそも台語とか広東語が母語であるため華語の文法に若干不慣れだったりするようです。ただ間違いなく一番習熟度が早いのは彼らです。

入学受付時のクラス分け面接について

 クラス分けテストは文法とリスニングは事前にネットでやってから、試験結果をスクショして提示しろと入学案内にあります。現地でも出来ますが、結構時間がかかるので隔離の間にやってしまえばいいとおもいます。面接とはいってもかなりカジュアルな感じです。どちらかというと面談をしているような感覚です。

 このとき面接は基本中国語ですが話せなければ、日本語でも英語でも良いみたいです。ただここで全く中国語を話さないとクラス分けにかなり影響すると思うので、できる限り中国語を話しましょう。面接官は師大で教えてる方なのでかなりわかりやすく話してくれます。今の段階でもかなり話せていなかったなという印象ですが、1レベルの11課からスタートのクラスになったのである程度基本的な内容は既知という前提で始まります。

 クラス割が張り出されるまで詳細を知らなかったのですが、師大では教科書(當代中文課程1-6)毎にクラス分けがされていて、更に3つにレベル分けがされているようです。具体的ににはレベル1教科書の0課,6課,11課というように、すべてのクラスが教科書の初めから進めていくということはないです。

 これは個人的な妄想でしかないですが、師大語言中心の認識としては日本人はある程度の繁体字を学習済みなので本人の現状のレベルより高めのクラスに配置してもやっていけるという認識のような気がします。確かに漢字文化圏以外の学習者だと最初の鬼門として漢字を覚えて、書くことらしいので初学者の段階では少しレベルを上げたほうが難易度としては丁度いいのかもしれません。

今留学するデメリット

 一番大きいのは金銭的な面が一番大きいでしょう。特に現状使える手段がワーホリなので金銭的にそこまで余裕がない方も少なくないと思います。入国までにかかる諸経費でも、航空券(安くない)とかPCR検査とか隔離の間の宿とか、海外旅行保険とか諸々で20万前後はかかります。地方の方なら更に就航中の空港近辺の移動やら宿泊費がかかります。さらに働きながらだとビザ取得に関して時間的な制約はかなり大きいと思います。あと、学生数が減少しているということは開講されないクラスもあるので自分に合ったレベルのクラスがあるかどうか不明ということが考えられます。これは語学学校に依存する話なのでなんとも言えませんが、地方で語学留学となるとありえる話だと思います。

結びに

 いまなら全体の学生数が減少しているためクラスあたりの人数も少なめになる確率が高いこと、日本人がダブる確率が少ない等これまでではあまりなかった状況で勉強できるというなかなかレアな機会なので、手軽にストイックな学習環境で勉強できます!